愛好家の心得

1.土足で池の辺にのぼることはやめましょう。

趣味者の池であろうと、商売人の池であろうと、らんちゅう趣味者として飼育池の上に土足で登る事は失礼この上なき事、厳に慎むべきです。

2.無断で他人の魚に手を触れる事はやめましょう 。

 経験を積むと上見でだいたい背、腰、尾芯の具合等わかるものです。
一般に魚を拝見する時、だれもがすぐ手を入れて背、腰等を調べますが、この際持ち主の許可を得てから「一寸腰を見せて頂きます」位の挨拶をし、許容を得る事は礼儀であります。

3.洗面器の縁を無断で叩く様な事はやめましょう。

 魚拝見の際泳ぎ具合、即ち調子を見んものと、洗面器の縁を叩く人がありますが、驚いて泳ぐ時、魚の本当の調子は見られないもので、小時にして容器又は水に馴れれば泳ぎ出すものであります。
 縁を叩くのは所有者に対して失礼にあたります。

4.やたらに他人の魚を批判することはやめましょう。

 所有者の希望又特別の場合の外は、他人の魚の批評する事は謹むべきです。 
 丹精の結晶とも言うべき魚をほめられる時は良いが、欠点を指摘される事は其れが事実であっても所有者はよい気持ちのせぬものです。

5.他人より贈られし魚は前所有者の了解を得ずして第三者に贈与又売却することはやめましょう。

 自己の所有となったものはどうしょうと勝手じゃないかと思われますが、一応前所有者の了解を得ることが礼儀であります。